中世からのハンガリー出身の貴族であったエスターハージーのレシピです。オーストリア大使館を通じてご提供いただきました。
チキンパプリカッシュ
材料(4人分):
鶏ムネ肉 600g
塩 適宜
玉ねぎ 大きめのものを1個
ハラタケ 120g (ヨーロッパのキノコです )
レモン汁 適宜
なたね油 大さじ6
トマトペースト 大さじ1
チキンブイヨン 250ml
クリーム 125ml
パプリカパウダー 大さじ1
小麦粉 大さじ1
Esterházy Marillen Brandy [アンズのブランデー] 40ml
エディターからの一言:現地のレシピそのままなので、日本では手に入りにくい食材があるかと思います。お好みの食材で代用して作ってみてください。
手順:
鶏ムネ肉を薄くスライスし、しっかりめに塩を振る。 玉ねぎをみじん切りにする。キノコは薄くスライスしたのち、レモン汁をふりかけておく。
なたね油をフライパンで熱し、鶏ムネ肉を入れる。常にかき混ぜ、肉が色づかないようにする。火が通ったら、肉を取り出し、保温する。
同じフライパンに玉ねぎを入れ、しんなりするまで炒める。キノコを加え、柔らかくなるまで炒める。トマトペーストを加え、1分ほど加熱する。チキンブイヨンを加え、沸騰させる。
小さなボウルにクリームとパプリカパウダーと小麦粉を入れ、スムースになるまでかき混ぜる。これを上記ソースへ常にかき混ぜながら入れ、なめらかで均一に混ざるようにする。塩こしょうで調味する。
鶏ムネ肉を加える。もりつける直前に、ブランデーをかき混ぜ入れる。
ノッケルンやタルホニャを添えて提供する。
このレシピは、鹿肉、牛肉、豚肉など、いろいろな種類のお好みの肉で作れます。
編集者のコメント:「ノッケルン」や「タルホニャ」は、オーストリアやハンガリーで伝統的に食べられている、すいとんとか、ショートパスタみたいな食べ物のようです。日本人がメインのおかずとご飯を一緒に食べるのと同じ感覚だと思います。ジャガイモを添えたり、パンと一緒にいただいても美味しいかなと思いました。
なお、このレシピは、エステルハージーよりいただいた英語の原文を少しだけ編集し、日本語のレシピとして読みやすくしています。
日本語訳および編集担当:酒井里佳