アイスランド外務省シェフ フリドリック・シーグルズソン(Chef Fridrik Sigurdsson)さんにご提供いただきましたレシピです。 日本人がイメージするスープのようなシチューではなく、ゆでたポテトと白身魚を合わせた料理です。とっても日本人には親しみやすいお味で、簡単に作れますので、ぜひお試しあれ。雑穀の入ったパンと合わせていただくと美味しいです。この料理とパンとスープとサラダで、ちょっと北欧風な休日のランチはいかがでしょうか。
アイスランド伝統のお魚のシチュー “Plokkfiskur”
4人分
所要時間:25分。準備時間10分、調理時間15分。
材料:
– タラ、もしくはハドック(北大西洋で取れるタラの一種)560 g (調理済みのもの。焼き魚にしておくといいかもしれません。)
– 茹でて皮をむいたジャガイモ 560 g
– 玉ねぎのみじん切り 2 個分
– 牛乳 350 ml
– バター 55 g
– 小麦粉 大さじ3
– 塩、胡椒 適宜
手順:
1) 魚の皮をむき、骨を取り、ほぐしてフレーク状にする。
2) ジャガイモをみじん切りにする
3) 牛乳を小さい鍋に入れ、ゆっくりと温める。
4) 別の鍋にバターを加えて溶かし、みじん切りにした玉ねぎを加えて中火でソテーする。このとき、玉ねぎが茶色に色づくまではソテーしないこと。
5) 玉ねぎの上に小麦粉を散らすように加え、よくかき混ぜながら1−2分炒める。温めた牛乳を少しずつ加えながら、3−4分コトコトと沸騰寸前の状態でかき混ぜつづける。
6) フレーク状にした魚を加え、強くかき混ぜて魚をさらに細かく砕く。塩胡椒で調味する。
7) ジャガイモを加え、優しくかき混ぜながら温める。
なお、アイスランドでは、上の写真にあるように、ラムの骨髄で作ったトッピングを加えてカリカリとなめらかな食感と色の対比を楽しみます。マトンの骨髄はなかなか手に入らない代物かもしれませんが、レシピをお送りします。代替えのトッピングを使って食感を楽しんでもいいかもしれませんね。
ラムの骨髄のトッピング
ラムの脂肪を小さく刻み、鍋に入れる。中火で溶かし、茶色のクランブル状になるまで加熱する。網で漉して浮いている脂肪を捨て、クランブルを魚のシチューにトッピングする。
Edited by: Rika Sakai and Robert Saka-Irvine